私たちは広がる“貧困”に、もうガマンできません。

「公正な税制を求める市民連絡会」さんからの投稿 NO.3

  • 2017年04月04日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:お知らせ

アップルの空飛ぶ魔術-失われた2000億円余の税収ー
第3回 遥かなる旅へ
 
アップルにとってはまず、本社のあるアメリカの高税率をいかにして避けるかが最大の課題となります。そのためにとられた方法が知的財産権(IP)の低税率国への移転です。
 アイフォーンなどアップル製品の主たる価値は、その素材となっているアルミや鉄などの金属にあるのではなく、それを作り出すもととなったアイデァや設計などにあり、それらは主としてアメリカの本社(アップル・インク)が開発したものであり、知的財産権として所有されています。しかしその知的財産権を海外のオフショア子会社に移転すれば、それに結び付いた利益も移転することができます。
 アップル社は本社で開発した知的財産権の一部を、アイルランド子会社(アイルランド・セールス・インターナショナル:ASI、およびその親会社アイルランド・オペレーションズ・ユアロップ:AOE)に移転したのです。本社のあるカリフォルニアから、アメリカ大陸を横断し、大西洋を越えるはるかなる旅の始まりです。
 知的財産権の移転の方法にはいくつかの方法がありますが、アップル社は「コスト・シェアリング契約」によって行いました。コスト・シェアリング契約というのは、複数の当事者の間で研究開発費をあらかじめ分担しておき、その負担に応じてそこから生じた利益を分け合う契約のことです。
 アップルの本社とASI、AOEの間のコスト・シェアリング契約の中心的内容は、アメリカの本社は知的財産の法的権利および南北アメリカでの販売権を持ち、アイルランド子会社(ASI)はそれ以外の国での販売権をもつというものです。
 この契約によって、高税率のアメリカで課税される対象を、南北アメリカにおける販売収益に限定するともに、南北アメリカ以外から得られた販売収益を、低税率のアイルランド子会社(ASI)に集中することができたのです。これが魔法の第1です。
                                         (公正な税制を求める市民連絡会幹事・合田寛)

図表ご覧になりたい方は公正な税制を求める市民連絡会さんのHPへ
http://tax-justice.com/


「自由と生存のメーデー2017」のお知らせ

  • 2017年04月02日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:お知らせ

自由と生存のメーデー2017 あなたの時給はいくら?
~ハラスメントと「払われない労働」~


日 時:4月30日 午後2時 開場(2時半 開始  交流会:午後6時~)
場 所:フリーター全般労働組合事務所
    渋谷区代々木4-29-4 西新宿ミノシマビル2F
交 通:京王新線初台駅 東口から徒歩3分
資料代:500円
【メーデートーク】 雨宮処凛(作家)/山本太郎(参議院議員)
 第1部 生保受給者/ダブルワーカー/UBER労働者
 第2部 キャバクラキャスト/30件解雇当該/福祉労働者
【上      映】 「時給」はいくら?(仮題)
【交  流  会】 18時~
==============================================

 際限ない自営業化。キャバクラで始まった給率性(賃金を売り上げに連動させるシステム)がサービス業全体に一般化しつつある。
 経営者マインドの内面化がもてはやされ、常に「成果」を意識した自己制御が要求される。いるかもわからない顧客が何を望み、期待しているのかに常に考えをめぐらし、ハラスメントをいなし、払われない労働をマネジメントする力が求められている。対人サービス業を中心として広がったこの傾向は、いまやこの労働社会に全面化しているのである。
 しかもその「成果」が私たちに配分されることはない。貧困は拡大し、けなしあいと貶め合いが日常化している。70年代にチリで始まった人の生を貨幣で測る新自由主義的な政治と経済が生活を覆いつくしている。人種差別と性差別を撤廃するスローガンであった「同一労働同一賃金」の原則も、この社会では労働が生み出す経済的・社会的価値で人を計測しようとする試みへと転じている。
 私たちに残されたのは、自身の生を目的として生きることの困難でしかないのか。私たちは人の営みをこのような計測から取り戻さなければならない。そのために話し合おう。行動しよう。


2017年3月 自由と生存のメーデー実行委員会

「認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい」さんからの投稿

  • 2017年03月29日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:お知らせ

『先生、貧困ってなんですか? 日本の貧困問題レクチャーブック』の出版記念イベントを開催します。

以下、イベントの概要です。

◆日時:4月12日(水) 18:30~ (開場)

◆会場:いいオフィス(上野)https://iioffice.liginc.co.jp/
 〒110-0015 東京都台東区東上野2-18-7 共同ビル 3F上野駅徒歩2分。
 地下3番出口を出て真っすぐ、昭和通り沿いの宝くじ売り場があるビルの3階です。
 地図https://iioffice.liginc.co.jp/access

◆料金(資料代として):500円(当日、受付にてお支払いください)学生・経済的に困窮されている方:無料

◆申し込み方法
①インターネットのメールフォームより下記リンク先に必要事項をご入力ください。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScNrqmTJJQPGoxCrmEw-wlwWBpISEAitKtWgBpO1UR_YezXog/viewform
②右記に電話 ●合同出版株式会社●TEL: 03-3294-3506

◆タイムライン(予定)
18:30~19:00 名刺交換&交流タイム
19:00~19:05 イベント開始のご挨拶
19:05~19:20 〈もやい〉より「レクチャーブック」について
19:20~19:35 柏木ハルコさん(マンガ家)登壇&トーク
19:35~20:05 柏木さん×大西 トークセッション「先生、貧困を描く/書くってなんですか?」
20:05~20:35 「先生、貧困ってなんですか? 日本の貧困問題レクチャーブック」の使い方
20:35~21:00 イベント終了&サイン会(予定)

◆主な登壇者
柏木ハルコさん:漫画家。代表作『いぬ』『ブラブラバンバン』『花園メリーゴーランド』など。現在、小学館週刊スピリッツ誌上にて『健康で文化的な最低限度の生活』連載中。
大西連さん:1987年東京生まれ。認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長。著書に『すぐそばにある「貧困」』。

◆主催・お問い合わせ主催:合同出版株式会社担当 下門TEL: 03-3294-3506, e-mail: info@godo-shuppan.co.jp
◆企画・協力:認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいTEL: 03-6265-0137, e-mail: info@npomoyai.or.jp

「公正な税制を求める市民連絡会」さんからの投稿 NO.2

  • 2017年03月27日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:お知らせ

アップルの空飛ぶ魔術―失われた2000億円余の税収―
第2回 4つの魔法

アップルが税逃れ戦略で使っている魔法は、2013年のアメリカ上院の公聴会で、初めて詳細に解明されました。公聴会ではカール・レビン委員長を始め何人かの証人から、アップルの税逃れ戦略について、マジック(魔法)、ギミック(いかさま)などと、強い批判の言葉が飛びかいました。公聴会で明らかとなった驚くべきその魔法の正体は、大きく分けると次の4つの柱からなります。
アイフォーンなどアップル製品の製造販売にかかわる知的財産権をアメリカの本社からアイルランドのペーパーカンパニー子会社に移し、それによって大半の利益を実体のないアイルランド子会社に移したこと。
海外子会社の利益を本社の利益に合算するアメリカのタックスヘイブン対策税制を逃れるために、アイルランドに存在する子会社を、存在しないものとして扱うアメリカ税法のルールを使ったこと。
アイルランド子会社が中国で生産された製品を低価格で購入し、それを消費国に高価格で販売するいわゆる「移転価格」の方法によって、アイルランド子会社に利益を集中したこと。
アイルランド子会社はアイルランドで設立されているけれど、その管理・支配はアメリカの本社で行っており、アイルランド税法によって課税されない。一方アメリカの税法は会社の設立地がアメリカ以外であれば課税対象としない。この「居住地認定」の違いを利用して、世界のどの国からも課税されない「国籍なき企業」となったこと。
 これらの4つの魔法を組み合わせることによって、アメリカ以外の国での販売収益をすべてアイルランド子会社に集中した上で、アイルランドからもアメリカからも課税されない、税の真空地帯を見つけ出したのです。公聴会のカール・レビン委員長はその発見の比類のない価値に注目し、アップルは「聖杯」を手にしたと述べています。
 「聖杯(ホーリー・グレイル)」というのはイエス・キリストが「最後の晩餐」で、パンを裂き「私の体である」と言って弟子たちに与え、杯をとって「私の血である」と、弟子たちにその杯からワインを飲ませたという福音書の物語から来ています。それ以来今日まで、その「聖杯」の行方を求めるいろいろな伝説が生まれました。アップルの発見した税逃れの魔術は、幾世紀にもわたってどんなに探しても誰も見つけることができなかった「聖杯」に匹敵するものであったというのです。
                     (公正な税制を求める市民連絡会幹事・合田寛)

連載記事の構成
【これまでにアップしたもの】
第1回 魔法から抜けられない日本(2017.03.26アップ)/第2回 4つの魔法(2017.03.27アップ)
【今後の予定】
第3回 遥かなる旅へ/第4回 「消された」子会社/
第5回 ふたたび旅へ/第6回 魔法で消えた1兆円/
第7回 BEPSプロジェクトと日本の課題/第8回 多国籍企業の「税金天国」日本

連続学習会~山谷から新たな連帯を求めて~

  • 2017年03月27日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:お知らせ

野本三吉(加藤彰彦)さん講演会
「寿のまちと沖縄の暮らしから、私たちはどんな未来を望んでいるのかを考える」


日時:4月2日13時~(12時半開場)
場所:すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)3階視聴覚室墨田区東向島2-38-7

寄せ場の衰退が語られて久しい今、全社会の格差・貧困、 さらに地域社会の閉塞と孤立といった事態の深刻さが増 しています。私たちに問われているのは、当事者の仲間 と共に何ができるのか?を根っこに据えながら、垣根や 分断を超えた連帯と運動をどうたぐり寄せていくのかと いうことです。今回チャレンジする連続学習会は、日々 の暮らしの中で直面している様々な問題を、共通の社会的テーマとして整理しながら共に向き合い、抵抗の陣形 を模索していくための企画です。

来る4月2日第1回目は、語り手として野本三吉さん をお迎えしています。1970年代に寿・生活館の職員として 活動に従事しながら寄せ場に向き合い、その後沖縄に暮らし、子どもの貧困問題に取り組むなどしながら、多く の著書を手がけた野本さん。その軌跡は、私たちに大き なヒントをくれるものと確信しています。ぜひご参加下さい。そして知恵や力をお貸し下さるようお願いします。

[呼びかけ人 ]
中村光男(日雇全協・山谷争議団) 横山 晋(山谷労働者福祉会館活動委) 渡辺つむぎ (山谷労働者福祉会館活動委) 杭迫隆太(隅田川医療相談会) 荒川茂子(あうん) 中村訓子(ほしのいえ) 池上哉美(フードバンク)

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企業組合 あうん
〒116-0014荒川区東日暮里1-36-10
℡:03-5604-0873
http:/www.awn-net.comawn0873@nifty.com
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