「社会運動ユニオニズム研究会」さんからの投稿 「自由な働き方」の落とし穴〜雇用によらない働き方の現状と課題
- 2018年10月16日
- 投稿者:反貧困ネットワーク
- カテゴリー:お知らせ
第82回社会運動ユニオニズム研究会 「自由な働き方」の落とし穴〜雇用によらない働き方の現状と課題
日時:11月10日(土)13:30から17:30
場所:明治大学駿河台キャンパス12号館10階2103教室
地図 http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
テーマ:「自由な働き方」の落とし穴〜雇用によらない働き方の現状と課題
主催:法政大学フェアレイバー研究所、明治大学労働教育メディア研究センター、LaborNow
報告:
1.雇用によらない働き方の現状と課題・政策動向
①雇用によらない働き方の現状と課題:高須裕彦さん(法政大学フェアレイバー研究所)
②政府(厚労、経産など)の政策動向:森崎巌さん(全労働省労働組合)
2.雇用によらない働き方とは〜現場からの報告
①出版業界におけるフリーランスと相談活動を通じて見えてくるもの:広浜綾子さん(出版ネッツ)
②フリーランスのIT技術者(SE)として働いて:河野幸恵さん
③ウーバーイーツでの経験から:鈴木堅登さん
④コンビニオーナーとして働いて:吉村英二さん(コンビニ加盟店ユニオン)
⑤その他の現場報告(打診中)
3.海外の法制度や取り組みの紹介
①フランスの労働法典改正法「プラットフォームの社会的責任」:川上資人さん(東京共同法律事務所)
②世界の「ライドシェア」動向と労働組合の取り組み:浦田誠さん(国際運輸労連内陸運輸部長)
③ニューヨーク市での条例制定の取り組み:青野恵美子さん(フリーランス映像制作者)
4.まとめと今後考えるべきポイント:北健一さん(出版労連)
参加費無料
参加申込み:資料印刷の都合で、11月8日(木)までに、以下のメールアドレスまでご一報下さい。
labornow(at)jca.apc.org atを@に置き換えて送信下さい。
いま「シェリング・エコノミー」が、何ら規制のないまま広がっています。インターネットを介在し、個人や法人の遊休資産を活用して消費者に提供するという、一見聞こえの良いイメージだけが先行しています。他方、政府は副業や自営型テレワーク(在宅就労)を推奨し、フリーランスとしての働き方が、自分らしく自由で、育児や介護などと両立する働き方であるとのイメージが宣伝されています。
この間、政府や業界団体、労働組合の関係団体は、それぞれ、雇用によらない働き方の実態を調査して、政策や課題について提言しています。雇用によらない働き方は大変多様であり、そこから生じる課題も様々です。従前からあった自営や個人請負という働き方は失業や労働災害をはじめとする様々なリスクを個人に負わせる一方、発注する側の企業にとっては労働・社会保険などの企業負担を回避しつつ、実質的に雇用と同じように働き手を使ってきた一面もあり、それに対する労働組合の闘いや取り組みも続けられてきました。
そこで、本研究会では、雇用によらない働き方で働く当事者の声に耳を澄ませ、海外の動向や取り組みを踏まえながら、いかなる働き方であっても働き手が安心して働きつづけられる枠組みをつくるにはどうしたら良いか、その課題と論点、取り組みの方向を議論したいと思います。ご関心あるみなさんのご参加を呼びかけます。
社会運動ユニオニズム研究会のサイト
https://socialmovementunionism.blogspot.com/