カテゴリー “集会宣言 ”の記事

「反貧困全国集会2017・設立10周年集会宣言」

  • 2017年10月23日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:集会宣言

2017年10月21日(土) 田町交通ビルで開催された
反貧困全国集会2017・設立10周年集会 ~さらば貧困!希望と連帯の社会をめざして~の集会宣言文


私たちが「もうガマンできない!」と声を上げてから10年。
この間、非正規雇用の拡大、所得と貯蓄の減少、貧困率の悪化、格差の拡大、相次ぐ餓死・自殺事件、派遣切りの嵐、生活保護バッシング、生活保護・年金の引下げ等の社会保障の削減などが続き、生きづらさは増すばかりです。リーマンショック、東日本大震災と原発事故という社会を大きく揺るがす出来事があり、二度にわたる政権交代、社会運動にも様々な動きがありましたが、私たちは、発足以来、一貫して言い続けています。
それは、今も変わらず、そして今だからこそ、大きな声を上げ続けます。

1 人間を使い回し、使いつぶす、雇用の破壊と、その犠牲を踏み台にして利益を追求することをやめよ。人間をモノ扱いし、命よりもお金や効率を優先するな。

2 社会保障を削るのではなく、人間の命と暮らしを支えるために所得を再分配せよ。

3 貧困が子どもに連鎖し、どこの家に生まれたかで一生が決まり、自分の生き方を自分で決められない、そんな理不尽な社会はイヤだ。

4 ひとりの力ではどうにもならない、生きづらい社会構造があるのに、個人の自己責任を振りかざし、貧困を切り捨てるな。政治と社会の責任を個人に押し付けて、人を追い込むな。

5 貧困問題に取り組まない政治家はいらない。民主主義の歪みが、貧困問題の解決を遠ざけ、政治のウソを放置し、企業の悪行をはばむことさえできないようにしている。私たち自身が未来を決める主人公であり、私たちの意思が正しく反映される民主主義を作り上げよう。

6 すべての人が人間らしい暮らしができる社会、だれもが尊厳をもって生きることができる社会、生存権を守る社会。それが私たちが選択する社会だ。

7 私たちは一人ではない。生きづらさを抱えた者同士の分断の罠には陥らない。小さな違いにこだわらず、敷居を下げ、弱さを認め、弱さの自覚の上に強い絆を作る。それが私たちの運動だ。声を上げ、居場所を作り、仲間を増やし、一人一人がもう一歩を踏み出そう。相互に垣根を越えてつながり、そして、社会を変えよう、政治を変えよう。
 
 私たちが、声を上げて10年。貧困が可視化され、社会問題化し、着実に仲間は増え、全国各地に、分野を超え、立場を超え、そして国境を越えて、つながりは広がっています。さらば貧困!希望と連帯の社会をめざして、私たちは、これからも声を上げ続け、つながりを広げ、行動することを宣言します。
                                                2017年10月21日         
                                                反貧困全国集会2017参加者一同

反貧困世直し大集会2013 「もう一度リアルに向きあおう」

  • 2013年10月21日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:集会宣言

集会宣言
私たちが経験している生きづらさには、貧困という名前があると気がつき、その姿がみえるようにとりくみはじめて6年がたちました。
その間、私たちは、どんな社会を実現すれば、この生きづらさから抜け出せるのか、考えをだしあってきました。理想の社会に至るには、いくつもの道があるけれど、ひとつだけ一致しているのは、私たちが目指すべきものは、誰もが尊厳をもって生きることができる社会でなくてはならないということです。そして、私たち自身が、私たちの未来を決める主人公であることです。
仕事の仕方や家族のあり方など、私たちの生き方を国が決めて、社会保障や税や雇用は、国が決めた生き方にあてはまる人だけを優遇する。貧困から抜け出したいならば、どんな仕事でもえり好みするなといわんばかりの雇用対策。そんなふうに国が決めた生き方にあてはまらないがゆえに、私たちは、生きづらい思いをしています。私たちは、反貧困ネットワーク結成以来、社会保障や税や雇用のあり方を、社会の現状にあわせて変えることを訴え続けてきました。
でも、政府は、変わらなければならないのは、私たちのほうだ、といわんばかりです。私たちは、国が決めたとおりに生きて働き変わらなければならないのでしょうか。
企業がもっと儲かって、お金持ちがもっとお金持ちになれば、社会全体がうるおって、おこぼれが下のほうにも回ってくる。だから企業にはやさしく法人税は減税。企業を儲けさせるために、生身の人間を犠牲にする。生活保護を削減し、何時間残業してもカウントゼロ、解雇しやすいように労働の規制を緩和する。その上、所得が少ない人のほうが負担が大きくなる消費税は増税。また、東京電力福島第一原発事故から、2年7カ月が経ちましたが、故郷を追われた多くの人々が、今なお、困難な中での避難生活を強いられています。貧困問題は、より一層深刻化しています。
現実を直視せずに、オリンピックで景気と気分を高揚させれば何とかなるなど、今はもう通用しません。半世紀前の高度成長期の産業社会の論理では、私たちの生きづらさは解消されることはありません。国が決めた生き方にあわせて私たちが変わることはできないし、そんなことは解決策にはなりません。私たちは、今日の集会での議論をつうじて、貧困問題は社会全体の問題であり、私たち誰もが人間らしく生きることができるように、制度のほうを変えなくてはならないことを、再確認し、これからも声をあげ、行動することを宣言します。
反貧困世直し大集会2013参加者一同

反貧困世直し大集会2012世の中「なんとかしたくない? ~あなたの声を聞かせてください。~」集会宣言

  • 2012年10月24日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:集会宣言

今日の集会では、私たちは、これまで無視されてきたひとつひとつの小さな声を、このみんなとわかちあう空間でいっしょに声をあげることで、大きな声にして社会に届けることができました。ただ生きていく、そのために多くの人がたたかってきた苦しく孤独な闘いを、仲間といっしょに乗り越えていくための、さらに大きな一歩を、今日ここに踏み出すことができました。

財政赤字を根拠にした生活保護基準の引き下げ、不況を理由にした解雇や、労働条件の破壊、市場原理に委ねられていく公共サービスなど、私たちの生活は先がみえずますます不安定になっています。お互いを信頼して助け合う社会から、強い者だけが生き残るジャングルの掟が支配する社会に突入していくかのようです。

現在の日本は、たしかに高度成長期やバブル経済期のように経済的に上り坂にありません。でも、誰もが安心して明日を迎えるために必要な、医療サービスや、教育、住宅をすべての人と分かちあえるぐらいには、私たちの社会は十分すぎるぐらいに豊かです。

貧困問題は、いかにして個々人が収入を増やせるかというお金だけの問題ではありません。いかにして豊かさを分かち合うことができるか、という私たちの発想の転換の問題です。

私たちはここに、年齢や性別、セクシュアル・アイデンティティ、国籍や出自、障害の有無、家族構成にかかわらず、すべての人が尊厳をもって、安心して働き、そして生きていける社会をつくるために必要な諸制度を政府に求め、そのために私たちはともに手を結んで取り組むことを宣言します。

2012年10月20日(土) 集会参加者一同

反貧困世直し大集会2011「震災があぶりだした貧困」集会宣言

  • 2011年10月16日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:集会宣言

3月11日に発生した東日本大震災は、約2万人の死者・行方不明者を出すなど、戦後最大の災害となりました。生き延びた人たちも、家を流され、仕事を失い、平穏な暮らしを奪われました。特に東京電力・福島第一原子力発電所での大事故は、福島県の大部分を放射線管理区域にしてしまうような汚染を広げ、人々の暮らしを根こそぎにし、復興の入口にすら立てない状況にしています。

貧困問題に取り組む私たちから見ると、今回の大震災で日本の貧困問題がより一層深刻化することを懸念せざるを得ません。
同時に私たちは、日本社会がすでに2009年の時点で相対的貧困率16%という状態にあったことを知っています。つまり、何十万人という被災者の中に、すでに6人に1人という割合で、また地方の疲弊を勘案すれば、もしかしたらそれ以上の割合で「もともと生活の苦しい人たち」が含まれていた、ということです。

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反貧困世直し大集会2010「いいかげん変えようよ!希望のもてる社会へ」集会宣言

  • 2010年10月16日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:集会宣言

2008年に新自由主義が大きくつまずいて「百年に一度」の危機が起こったとき、私たちは社会が大きく変わっていく予感を抱きました。2009年の政権交代によって、それはカタチとなって表れました。「コンクリートから人へ」というスローガンの下、「家庭への直接支援」や「子育ての社会化」が強調されました。

私たちは、そうした方向性をおおむね歓迎していました。国から企業、企業から正社員、正社員から家族へというお金の流れが細り、日本型社会モデル、日本型雇用モデル、標準世帯モデルはすでに機能しなくなっていたからです。景気の良し悪しにかかわらず、人々の雇用と暮らしの不安定化が進みました。標準世帯モデル中心の政策において切り捨てられてきた母子世帯や、日本型雇用において経済の調整弁として用いられ、不況時には仕事を失う日雇い労働者といった「元祖ワーキング・プア」の立場に近づく人たちが増え、日本社会における貧困問題が顕在化してきました。急激な少子高齢化による生産年齢人口減少が進む中、このままでは社会の持続可能性がないことは明らかだと思ってもいました。

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