「新聞通信合同ユニオン(新聞労連傘下)」さんからの投稿

  • 2017年08月02日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:お知らせ

日本新聞労働組合連合(新聞労連)
新聞通信合同ユニオン

シンポジウム「新聞奨学生と求人詐欺~改正職安法は学生をまもれるか?」参加のお願い

拝啓
初夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。
私たちはこのたび、「新聞奨学生制度」の問題、運用実態を問うシンポジウム「新聞奨学生と求人詐欺~改正職安法は学生をまもれるか?」を、下記の通り開催いたします。

「新聞奨学生制度」は、希望する学生さんを各新聞社の奨学会が募集し、奨学金を支給しながら傘下の新聞販売店で働いてもらうという形で、全国紙や一部の地方紙では長い歴史を持っています。経済的な事情を抱える家庭のお子さんの大学・専門学校進学を支援するという社会的意義はある一方、配属される新聞販売店によってはパンフレットや事前の説明、労働契約と大きく異なる長時間労働を強いられ、過労死、パワーハラスメント、交通事故など様々な問題が国会やメディアで多数報告されている負の歴史も抱えています。

また、昨年は募集要件と実態が異なる「求人詐欺」が社会問題化し、今国会においてそれを防止するための改正職業安定法が成立しました。新聞奨学生制度は求人詐欺の先駆者ともいえ、「社会の木鐸」を名乗るその資質を問われています。
一方で、新聞社はトラブルを販売店に押し付けて責任逃れに終始し、制度を改善する姿勢に疑問を持たざるを得ません。産経奨学生が販売店経営者の度重なる暴言で自殺を考え失踪した「産経新聞奨学生パワハラ事件」和解から3年、また新たな産経新聞奨学生の争議が発生しています。

新聞社の責任のあり方、制度そのものの改善、求人詐欺を撲滅するための方法を探り、新聞奨学生制度の負の歴史に終止符を打つための催しにしたいと考えております。ぜひとも、皆さまのご参加をいただけますよう、お願い申し上げます。
                                                              敬具
                               記

シンポジウム名称  「新聞奨学生と求人詐欺~改正職安法は学生をまもれるか?」

◆日時  2017年8月6日(日)午後1時30分~
◆場所  場所 文京福祉センター江戸川橋(文京区小日向2-16-15)
        地域活動室A (東京メトロ有楽町線「江戸川橋」4番出口徒歩4分)
◆主催  日本新聞労働組合連合(新聞労連)、新聞通信合同ユニオン
◆問い合わせ先  新聞通信合同ユニオン(担当:加藤) 電話03-5842-2201(新聞労連内)

詳しくは下記チラシ

http://antipoverty-network.org/wp-content/uploads/2017/08/823c5ec5d2ac5ef0e5f827a12df61dd8.pdf


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