- 2017年10月16日
- 投稿者:反貧困ネットワーク
- カテゴリー:お知らせ
11月の社会運動ユニオニズム研究会のご案内です。11月14日に、レイバー・ノーツの創設者の一人ジェーン・スロータさんを講師に、社会運動ユニオニズム研究会「レイバー・ノーツの歴史とアメリカ労働運動」を開催します。ご関心ある方は是非ご参加下さい。
詳しくは以下をご覧下さい。
第72回社会運動ユニオニズム研究会
日時:2017年11月14日(火)18:30-21:00
場所:連合会館402会議室(御茶ノ水)
地図 http://rengokaikan.jp/access/
報告:レイバー・ノーツの歴史とアメリカ労働運動
ジェーン・スロータさん(レイバー・ノーツの共同創設者、初代編集長)
主催:一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター/法政大学大学院フェアレイバー研究所
明治大学労働教育メディア研究センター/Labor Now
参加申込み:資料準備の都合上、参加をご希望の方は11月12日までに下記アドレスまでご一報下さい。
b071429k(at)r.hit-u.ac.jp (at)を@に置き換えて送信下さい。
11月に『レイバー・ノーツ』の共同創設者であるジェーン・スロータさんが来日されます。『レイバー・ノーツ』は月刊誌(1979年創刊)であるだけでなく、アメリカ労働運動の改革派として、1000人規模の隔年大会を開催し、交流や労働者教育をはじめ、労働運動の改革のために様々な活動を行ってきました。次回研究会では、スロータさんを講師に「レイバー・ノーツの歴史とアメリカ労働運動」をテーマに報告いただき、40年のレイバー・ノーツの歴史を振り返りながら、労働運動改革の方向について、一緒に議論したいと思います。ご関心ある方は是非ご参加下さい。
社会運動ユニオニズム研究会
https://socialmovementunionism.blogspot.com/
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講師紹介
◇ジェーン・スロータ Jane Slaughter
GMの自動車工場で働き、全米自動車労組UAW組合員として活動。その後、1979年にレイバー・ノーツの創設に関わり、初代編集長。多くの本を書き、現在も政策委員としてレイバー・ノーツ に関わり、講師として労働者教育に携わっている。
◇レイバー・ノーツ紹介
1.レイバー・ノーツとは
レイバー・ノーツ(Labor Notes)とはNPO法人Labor Education and Research Project(労働教育調査プロジェクト)が発行している月刊誌の名前である。1979年に創設され、ミシガン州デトロイトとニューヨーク州ブルックリンに事務所を持つ。本やパンフレットを出版し、労働運動活動家の大会を2年に1度開催し、様々な労働問題に関する地域的なワークショップや労働学校を運営している。6人の専従スタッフの他に多様な労働組合や組織から選ばれた23人の政策委員会により運営されている。
レイバー・ノーツは、現在では、ウェブサイトが中心的な媒体となっている。
http://www.labornotes.org/
2.労働運動に運動を取り戻す
月刊誌レイバー・ノーツの毎号の奥付には自らの性格と任務が簡潔に記載されている。「レイバー・ノーツは “労働運動に運動を取り戻そう”としている労働運動活動家の声である。」(中略)その具体的な方法は「職場での組織化、譲歩と闘う攻撃的な戦略、そして民主的で組合員中心の労働組合を広める」ことである。つまり、下からの組合員自らの運動を展開することである。さらにレイバー・ノーツは「より強い労働運動を作るために、異なる労働組合、労働者センター、民族、産業や国の労働者の間のつながりを強化することを推し進めてきた。」
アメリカの労働組合運動で支配的なビジネス・ユニオニズムを口だけで、あるいは外から批判するのでなく、中から下から作り変えていく。そのためにはコーカスと呼ばれる組合内組織を結成し、執行部を担い、作り変えを積み重ねることにより、レイバー・ノーツ潮流は成長し、力をつけて行った。レイバー・ノーツ自体がアメリカ労働運動全体の中の一つの改革派コーカスである、と言ってもよいだろう。
3.アメリカ労働運動の中での位置
1960年代から70年代にかけてのベトナム反戦運動などの様々な進歩的社会運動の影響を受けて、労働組合運動の活性化を目指した人々によってレイバー・ノーツは出発した。小さな運動として始まったが、80年代に労働組合運動が退潮するなかでも地道に職場から、下からの運動と活動家づくりを積み重ねてきた。全米自動車労組、チームスターズ労組、教員組合など各ローカルで執行部を担い、さらに本部段階でも影響力を持つに至っている。AFL-CIOの中で職場からの変革を目指す勢力であり、2014年の大会にはAFL-CIO副会長のテフレ・ゲブレが参加した。また都市交通労組(ATU)やアメリカ郵便労組(APWU)の委員長も大会で発言している。
レイバー・ノーツは労働組合に結集していない、できない労働者の組織化でも大きな役割を果たしており、2014年の大会に平行して労働者センターの全国交流会が初めて開催された。また排他的交渉権を得た組合のない職場でも労働組合運動を展開する少数派組合運動の推進者でもある。
AFL-CIOの教育研究組織であった全国労働大学NLCが2014年に閉鎖された現在、労働組合活動家の全国的な教育・交流ネットワークとしてLabor Notesの役割は一層重要なものになってきている。
4.トラブルメーカーズ
Labor Notesは自らを誇りを持ってトラブルメーカーズと自称している。職場活動家は会社側から見れば「厄介者」でなければならない、という自負を表現している。職場で苦闘している数多くの活動家の経験をまとめ、次に続く人たちへの手引きとして出版した。それが、1991年に出版された『トラブルメーカーズ・ハンドブック1』と2005年に出版された『トラブルメーカーズ・ハンドブック2』の2冊である。
さらに、この2冊を踏まえて、組合活動家育成のための参加型ワークショップの手引きとして『オルグの成功の秘訣 Secrets of a Successful Organizer』を2016年に発行した。具体的な体験に基づいて47の秘訣を教えている。
また2006年からは「トラブルメーカー学校」を米国各地で開催している。小規模だが「レイバー・ノーツ大会と同じ目標と形態を持っている。労働組合、ワーカー・センター、地域団体の活動家、一般労働者を結集し、意見と手法を交流し、ネットワークを形成している。」この半日あるいは一日の教育講座は、昨年、ニューヨーク、サンフランシスコ、ポートランドなど7ヶ所で開催され、今年の11月に日本での開催が予定されている。
※ もっとレイバー・ノーツについて知りたい方は以下の資料を参照して下さい。
▼マット・ノイズ 「トラブル・メーカーズ・ハンドブック入門」
http://www.fair-labor.soc.hit-u.ac.jp/rh-junpo/130325.pdf
▼山崎精一「レイバー・ノーツ大会とシカゴ教員ストライキ」
http://www.fair-labor.soc.hit-u.ac.jp/rh-junpo/160625.pdf
- 2017年10月04日
- 投稿者:反貧困ネットワーク
- カテゴリー:お知らせ
もやいオリジナルTシャツを期間限定で販売することになりました。
売り上げの一部が寄付になるほか、SNSでのシェアでも寄付になります。
【10月2日から一週間限定】住まいを失った生活困窮者をチャリティーアイテムで購入で支援。〈もやい〉が『JAMMIN』とコラボしたオリジナルTシャツを販売します!
このたび〈もやい〉では、京都発のチャリティー専門ファッションブランド『JAMMIN(ジャミン)』 http://jammin.co.jp
とコラボし、チャリティー付きのアイテムを製作。「10月2日(月)から10月8日(日)」まで、JAMMINのウェブサイトにて1週間限定で販売いたします!
こちらを購入いただくと、1アイテムにつき700円がチャリティーとして寄附されます。
この収益は、〈もやい〉へ相談に来た方たちに提供する一泊分の宿泊費や食費となります。
●オリジナルグッズの購入はこちらから。ラインナップさまざまです!
https://jammin.co.jp/shop/
デザインのテーマは「もやい結びでつながれた小舟」。つながってもいられるけど、時には離れることもできる、自立した、自由な人間のつながりを表現しました。
“Living together”とは、「認め合い、一緒に生きていこうよ」という思いが込められたメッセージです。
色やサイズは白だけではなく、さまざまに展開。Tシャツだけでなく、トレーナーやパーカーもご用意致します。
●〈もやい〉の活動と思いを語った大西連インタビューはこちらから。
https://jammin.co.jp/charity_list/171002-moyai/
もやいとしても初めての試みで、普通に支援したりボランティア参加したりすることはハードルが高くとも、こういう形だと参加しやすい方もいるんじゃないかと考えています。
上記のインタビューページ→ https://jammin.co.jp/charity_list/171002-moyai/
をFacebook&Twitterでシェアしていただけるだけで、1シェアにつき10円が寄附されます。
ぜひページシェアだけでもありがたいので、一度上記ページをご一読ください!
何卒よろしくお願い申し上げます。
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい
http://www.npomoyai.or.jp/
集会タイトル 反貧困10周年記念全国集会 さらば貧困!希望と連帯の社会めざして
参加ご検討ください。今回は参加が難しい方、メーリングリストやFacebook・Twitterなどでの拡散をお願いします。
日 時:2017年10月21日(土) 開場10:00 開始10:30 終了16:30
場 所:田町交通ビル 6階ホール
皆様に参加を呼びかけます
反貧困ネットワーク、10周年!!
2007年に結成されてから、とうとう10年という年月が経ちました。その間、リーマンショック、年越し派遣村、東日本大震災、生活保護基準引き下げなど、本当にいろいろなことがありました。で、最近、貧困率が若干改善されたけど、ぶっちゃけどうなの?
海外でも格差、貧困が深刻化してるっていうけど、どんな運動があるの?
そんなこんなを、この10年を振り返りつつ、議論し、交流したいと思います。10周年の節目に、集まりましょう!
プログラム:
10時30分~12時15分:全国反貧困ネットワーク活動報告会
北海道から九州までの全国の反貧困ネットワークの活動内容や活動状況を報告。
昼食休憩12時15分~13時
13時~13時30分:開会あいさつ 宇都宮健児(反貧困ネットワーク代表世話人)
DVD上映「反貧困ネットワークの10年の歩み」
13時30分~15時:海外の希望連帯社会への取り組み
キ・ヒョンジュ氏:ソウル青年活動支援センター長
カン・ネヨン氏:ソウル市非電化工房代表(カナック住民連帯実践活動家)
コーディネイター:白石孝氏(官製ワーキングプア研究会理事長)
15時10分~16時20分:反貧困リレートーク
貧困をなくそう!希望と連帯を目指して取り組む、各分野からの活動報告と問題提起。住まい・生活保護・奨学金問題・最低賃金・避難の協同・障害者の人権・官製ワーキングプア・過労死問題・キャバクラ就労・女性・シングルマザーなどの分野から発言者を予定。
16時20分~16時30分:集会宣言
詳しくは下記チラシをご覧ください
http://antipoverty-network.org/wp-content/uploads/2017/09/4d43e3fa1f1c7b9ba946d1c468b7a2e7.pdf
- 2017年09月11日
- 投稿者:反貧困ネットワーク
- カテゴリー:お知らせ
アクティビストのための英語講座(English for Activists)東京クラスのご案内
アメリカの民衆教育者マット・ノイズさんは、ニューヨークで移民労働者のための英語教育に携わってきました。そのノイズさんが、2005年から東京ではじめた英語講座は、初級者から上級者までみんなで楽しみながら、使える英語が身につく英語学習のコミュニティとして多くの参加者から好評を頂いてきました。
さて、今期の講座は10月3日から12月12日まで毎週火曜日夜に開講します。アメリカの社会運動・労働運動の紹介とともに、参加者のアクティビズムについてのディスカッションなどもおこなっていきたいと考えています。ゲームなどを取り入れ楽しく学びます。
さまざまな社会運動に携わっている皆さんが、お互いに刺激しあいながら、英語によるコミュニケーションを学んでいく場として、この講座への多くの皆さんの参加をお待ちしています。
〇目 的:社会運動・労働運動の関わる様々人々が英語によるコミュニケーションをはかっていくために必要な英語力を身につける
〇対 象:コミュニケーションの手段としての英語の習得を目指す人。英語力のレベルは問いません
〇場 所:地下鉄四谷三丁目駅周辺(参加申込みの方に追ってご連絡いたします)
〇日時:以下の火曜日午後7時から9時(全10回)
10月3日、10日、17日、24日、31日、11月7日、21日、28日(11月14日は休講)、12月5日、12日
〇参加費:一般2,000円、LaborNow会員1.600円(1回分)
5回分のチケット(一般10,000円、会員8,000円)を購入いただきます。
欠席によりチケットに未使用分が残った場合は、次期講座に繰り越せます。
〇主催:Labor Now http://www.jca.apc.org/labornow/
〇講師 マット・ノイズ(Matt Noyes)さん(労働教育・民衆教育者、明治大学経営学部兼任講師)
ニューヨーク市立大学およびConsortium for Worker EducationでのESL教授経験10年以上
〇申し込み:下記申込書の記入の上、9月26日(火)までに、EFA事務局までご送付下さい。受付後、担当者からご返信します。
〇送付先(CCアドレスと同じです):english4activists(a)gmail.com (a)を@に置き換えてご送付ください。
〇 講座運営について:会場、受講上の注意については、申込書を受領後、開講日前に、ご案内します。
※本講座は、受講生の自主的な参加によって運営します。運営上の事務もボランティアで行います。営利目的の英会話学校とは違いますの
で、その点をご了解の上、ご参加ください。
〇Labor Nowのウェブサイト http://www.jca.apc.org/labornow/
Labor Nowのブログ http://labornow.blogspot.com/
以 上
送付先
english4activists(a)gmail.com (a)を@に置き換えてご送付ください。
アクティビストのための英語講座参加申込書
氏 名
電話番号(携帯)(天候や講師の急病などにより休講する場合に緊急連絡先として使用します)
Eメールアドレス
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※ 初めての方は、講座内容の企画を立てるのに役立てますので、以下のアンケートへの記入にご協力下さい。
1)お仕事は何ですか?
2)どんな活動をされていますか?
3)英語を何に使っていますか?(使いますか?)
4)今後、どういう方面で英語を使いたいですか?例:Eメール、国際交流・会議、文献読み、旅行
5)これまで学校教育以外でどんな英語の勉強をしましたか、していますか?
6)その他、英語学習について、教育活動についてのご意見、要望など自由にお書き下さい。
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Labor Nowとは・・・
2007年7月10日、国際労働研究センター運営委員ら15名の発起人により、会員組織「Labor Now」を設立しました。
国際労働研究センターが担ってきた国際連帯や交流活動を継承しつつ、参加型の労働教育やレイバーメディアの領域で活動を進めています。労働運動や社会運動、メディア、教育などの様々な分野で活動されているみなさんや、一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センターや明治大学労働教育メディア研究センター、カリフォルニア大学ロサンゼルス校労働研究教育センターと連携・協力しながら、草の根の組織としての特徴を活かして活動を進めています。
Labor Nowにつきましては以下のサイトをご覧下さい。
http://www.jca.apc.org/labornow/