9/18(火)抵抗を掲げるアメリカ労働運動に学ぶ 労働者・労働組合攻撃と闘うウィスコンシンからの報告


抵抗を掲げるアメリカ労働運動に学ぶ 労働者・労働組合攻撃と闘うウィスコンシンからの報告

★市民蜂起~ウィスコンシン2011~2012
報告者 アドリーヌ・パガックさん(ウィスコンシン大学ティーチングアシスタント組合)

日時: 2012年9月18日(火)18:15開場、18:30開始(21:00終了)
場所: 明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン9階309B
地図: http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
共催: 明治大学労働教育メディア研究センター、ウィスコンシン報告会実行委員会
会費: 無料(会場カンパ歓迎)*事前の申込み必要。
連絡先: we.are.wisconsin2012@gmail.com  
州議会占拠で抵抗
 2010年の米ウィスコンシン州の知事選で茶会派の支持を得て当選した共和党右派のウォーカー知事は、公務員など公共部門労組の団交権を剥奪・制限する州法を
提案。これに対して労働組合は、地域の人々の支援を受けながら総力を挙げて、三週間にわたる州議会占拠運動を展開し、全米の注目を受けました。
 州法は成立してしまいましたが、組合側は州議会上院議員と知事のリコールを求める100万筆もの署名を集めることに成功、6月5日のリコール選挙を迎えまし
た。しかし対抗馬として立候補した民主党の候補者は「人気がない候補」といわれており、残念ながらウォーカー知事が再選を果たしてしました。

世界・日本とのグローバルな共通点
 選挙で破れたとはいえ、ウィスコンシン州の一連のたたかいはアメリカ社会を大きく揺るがし、昨年9月からのウォールストリート占拠のアクションにもつながりま
した。また昨年来続いている「アラブの春」からインスピレーションを得たものであるとともに、欧州債務危機を発端にした緊縮財政に対する抵抗運動などグローバル
な共通点も指摘されています。
 民主党内部の問題や運動との関係、労働運動の弱体化、地域経済の疲弊や格差の拡大など、共和党右派と茶会派が躍進する背景は、バブル崩壊後20年にわたる細く
長い緊縮政策下にある日本社会で台頭する右翼新自由主義ポピュリズム政党の躍進の背景とも共通しています。

米労働運動の若い息吹!
 ウィスコンシン州とおなじく労働運動攻撃に対峙する大阪では、9月15-16日に、おおさか社会フォーラム(http://osaka.socialforum.jp/ )が開催され、ゲストとしてウィスコンシン大学ティー
チングアシスタント組合のアドリーヌ・パガックさんが参加し、ウィスコンシンの闘いと現状を報告します。
 アドリーヌ・パガックさんが所属するウィスコンシン大学ティーチングアシスタント組合は、反労組的政策や大企業・富裕層優遇政策を進めるウォーカー州知事の政
策に抵抗し、州庁舎(議事堂)占拠の闘いを最初に呼びかけた労働組合のひとつです。
パガックさん自身もこの闘争を担った若手活動家の一人で、米左派労働運動活動家のネットワーク「レイバーノーツ」が今年5月に米・シカゴで開催した大会でもスピーカーとして参加しています。
 めったにない貴重な機会ということで、東京でも報告会を開催することになりました。ぜひご参加ください!

 ※ USTREAMでの中継予定も予定しています。

新刊!『市民蜂起  ウォール街占拠前夜のウィスコンシン2011』
 おおさか社会フォーラムの開催にあわせて、ウィスコンシン州の闘争を記録した『市民蜂起  ウォール街占拠前夜のウィスコンシン2011』(かもがわ出版、1800円)が9月に出版されます。おおさか社会フォーラム会場や東京報告会の会場でも販売します。アメリカ労働運動・社会運動の新しい息吹が感じられる一冊です。

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