- 2018年10月12日
- 投稿者:反貧困ネットワーク
- カテゴリー:お知らせ
「差別と偏見を克服して貧困問題への理解を進めるために 貧困報道シンポジウム」
テーマ:
日本の「貧困」をめぐる報道は、21世紀に入ってから新聞・テレビ・雑誌等で一時的に活況を呈したものの、社会全体の貧困化の進行やネットメディアの隆盛に遭遇し、人々の関心や共感を獲得することが次第に難しくなっている。近年、長時間労働が背景になった過労死・過労自殺が次々に報道される一方で正規労働者と非正規労働者との間の格差も広がり、福祉、労働の分野での合意形成が難しい現状になっている。
精神病の患者が理由なく数十年間も入院させられる実態も報道で明らかにされ、「貧困」問題は生活困窮や社会保障だけでなく、精神医療の問題などにも複雑化・重層化して波及し、政府や自治体などの作為や不作為で「つくられる」構図も露わになっている。
こうしたなか、日本の貧困研究の第一人者を招き、貧困と報道の戦後史を概説してもらう一方、貧困報道に携わる新聞記者やテレビ制作者らに実践を報告してもらい、問題が複雑化する中で理解が進まない報道の課題や問題点、工夫などを議論したい。
日時:2018年10月21日(日) 14時00分〜17時00分
場所:上智大学 2号館 1702会議室
主催:上智大学 メディア・ジャーナリズム研究所
参加無料(予約は不要)
第1部 14:00-15:00
基調講演 「貧困報道と貧困の「かたち」〜『貧困の戦後史』を追って」
岩田 正美 日本女子大学名誉教授(生活保護をはじめとする貧困研究の第一人者)
第2部 15:15-17:00
パネルディスカッション 「複層化する“貧困”をどう伝えるか」
・ 清川 卓史 朝日新聞社 編集委員(介護保険や認知症、貧困・生活困窮問題の取材。介護福祉士)
・ 東海林 智 毎日新聞社 新潟支局長(貧困問題、とりわけ労働関係を記事を発信。「年越し派遣村」の運営もかかわる)
・ 青山 浩平 日本放送協会 大阪放送局 ディレクター(ETV特集「長すぎた入院〜精神医療・知られざる実態〜」で精神病患者の長期 入院問題をスクープ。戦後史証言プロジェクトで「格差と貧困〜豊かさを求めた果てに〜」を担当。ETV特集「長すぎた入院〜精神医療・知られざる実態〜」で精神病患者の長期入院問題をスクープ)
・ 岩田 正美 日本女子大学名誉教授
・ モデレーター 水島宏明 (上智大学 文学部 新聞学科教授)
- 2018年10月05日
- 投稿者:反貧困ネットワーク
- カテゴリー:お知らせ
この10月、ユニクロの下請労働者がインドネシアから補償を求めて来日しますので、当該労働者と支援団体を招いて、以下の通り公開講座「サプライチェーンの労働問題を考えるーユニクロの下請労働者がインドネシアから補償を求めて来日ー 」を開催します。ご関心ある方のご参加を呼びかけます。詳しくは以下をご覧下さい。
日時:2018年10月13日(土)14:00~17:00(13:30開場)
場所:明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン8階308F
地図 https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
報告(通訳つき)
・ソ・ション(CCCEA-クリーン・クローズ・キャンペーン東アジアコーディネーター)
・テディ・プトラ(ジャバ・ガーミンド労組委員長):JG労働者に何がおきたか
・ワーミ(JG女性労働者):女性労働者からの声
・ムチャマド・ダリズマン(WRCインドネシアスタッフ)
インドネシアにおけるサプライチェーン労働者の現実
・イロナ・ケリー(クリーン・クローズ・キャンペーン・CCC国際事務局)
世界のサプライチェーンとCCCの活動
・遠野はるひ(CCC東アジア運営委員):日本で何ができるか
共催:明治大学労働教育メディア研究センター
サプライチェーンを考えるネットワーク
参加費:無料
参加申込み:資料準備の都合で、参加を希望される方は、10月11日までに下記連絡先までご一報下さい。
連絡先:明治大学労働教育メディア研究センター
メール:labored(at)meiji.ac.jp (at)を半角の@に置き換えて下さい。
10月7日から14日に、インドネシアのユニクロの下請会社であったジャバ・ガーミンド(JG)社の労働者と支援団体のスタッフが来日します。JG社は、ユニクロからの生産委託が打ち切られて倒産。労働者たちは一部賃金と退職金が支払われないまま解雇されています。労働者たちは、未払い賃金・退職金を求め、ユニクロの社会的責任を追及して闘っています。
本講座においては、労働者の訴えを聞き、サプライチェーン(下請企業)における労働問題を知り、ユニクロなどの多国籍企業の社会的責任や日本で私たちに何ができるかを考えていきたいと思います。
ご関心あるみなさんのご参加を呼びかけます。
- 2018年10月01日
- 投稿者:反貧困ネットワーク
- カテゴリー:お知らせ
第79回社会運動ユニオニズム研究会 韓国非正規労働センターとの交流会
◆日時:2018年10月8日(月・休日)13時00分~15時30分
◆場所:明治大学駿河台キャンパス・グローバルフロント2階4021教室
地図 http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
◆テーマ:韓国の非正規労働の実態と解決のための取り組み
◆報告:韓国非正規労働センター所長 イ・ナムシンさん(通訳あり)
◆参加費無料
※資料準備の関係で、ご参加いただける方は、お名前、ご所属(任意)を、10月7日(日)までに、
labornow(アット)jca.apc.org(アットを@に置き換えて送信下さい)にお知らせください。
◆主催 法政大学大学院フェアレイバー研究所、明治大学労働教育メディア研究センター、Labor Now
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「韓国非正規労働センター」は「非正規労働者の声を韓国社会に伝える」ことを目的として、2000年に結成された労働NGOです。主に、非正規雇用の問題をイシュー化するための基礎情報、相談内容を提供し、政策案を提供するなど、専門的知見とデータを有する団体としての役割を果たしてきています。
イさんは、ドキュメンタリー映画「外泊」で話題となったイランド・ホームエバーの座り込みの当時、イランド一般労働組合の副委員長を担った経歴を持っています。その後、韓国非正規労働センターなどの活動を通じて非正規労働運動をリードしてきました。2015年からは、非正規労働者を代表する労働者委員の一人として、最低賃金委員会の審議に参加しています。
当日は、イさんからは韓国における非正規労働者の実態とこれに対応してきた運動の取り組みについて、お話して頂きます。
当日、夜に帰国されるため、短時間の開催となりますが、イさんからの報告を受けて、しっかり交流をしたいと思いますので、ご参加をお願いします。多くの方のご参加をお待ちしています。
社会運動ユニオニズム研究会のサイト
https://socialmovementunionism.blogspot.com/
- 2018年10月01日
- 投稿者:反貧困ネットワーク
- カテゴリー:お知らせ
最低賃金大幅引き上げキャンペーン:10月4日(木)11時~ファストフード労働者国際連帯行動@渋谷センター街
最低賃金大幅引き上げをめざしておられるみなさんに呼びかけます。
アメリカでの時給15ドルをめざす運動は、ここにきてマクドナルドでのセクハラ抗議の運動などとも合流しつつ、アメリカでは大きな展開を見せています。
今年も、ファストフード労働者の国際連帯行動が10月4日(木)に呼びかけられています。そこで、急ですが、最低賃金大幅引き上げキャンペーンとしても呼応して行動を組むことにしました。ファストフード労働者の世界的連帯を訴えるとともに、「いますぐどこでも最低賃金時給1000円に!時給1500円をめざして」と楽しくアピールしたいと思います。
急だったので、簡単な行動提起にしておりますので、ぜひ、ご参加ください。
どなたでも参加いただけます。ふるってご参加ください。
日時 2018年10月4日(木)11時開始(5分くらい前までには集まってください)。
場所 渋谷センター街入口(スクランブル交差点に面しているところ)
行動内容 センター街を練り歩き、センター街の中ほどにあるマクドナルド店舗前でアピール行動。
全体の行動も30分以内で終わると思いますので、ぜひ、ご参加ください。
- 2018年09月21日
- 投稿者:反貧困ネットワーク
- カテゴリー:お知らせ
反貧困ネットワーク埼玉講演会2018 「若者が活躍するスウェーデン社会~若者参加を支える思想と政策」
講師:両角達平さん(文教大学研究員、駒澤大学非常勤講師)
プロフィールは→ こちら
◆日時 10月23日(火)18:30~
◆場所 埼玉総合法律事務所 3階大会議室
JR「浦和駅」西口より徒歩約10分
アクセス→http://saitamasogo.jp/access
事前予約不要・参加費無料
スウェーデンの若者の投票率80%以上(日本は30%台)。スウェーデンでは,若者政策の目標や理念を定め,青年期それ自体に価値を認め,若者の多様性や影響力,若者が民主主義と社会連帯の担い手となることが重視されています。教育の場では,民主主義の基本的価値が子どもたちに教えられ,学校選挙,余暇活動施設などを通じて民主主義を若年段階から体感する仕組があります。こうして育まれた民主主義と連帯が福祉国家の基盤となっています。
ストックホルム大学で学び、スウェーデンの多数の団体の訪問調査を重ねられた両角達平さんに、スウェーデンの若者政策について、お話いただきます。
なお、当日は講演会のあとに同じ会場で反貧困ネットワーク埼玉の10月定例会を開催いたします。当団体での活動に興味ある方はこちらも参加することは可能ですのでご検討くださいませ。
当日の進行予定
◆18:30~19:30 講演会
◆19:30~20:00 質疑応答
◆20:10頃~ 定例会
チラシをご覧になりたい方、プリントアウトしたい方は
http://saitamasogo.jp/archives/74181