私たちは広がる“貧困”に、もうガマンできません。

「フリーター全般労働組合/キャバクラユニオン」さんからの投稿


2017年7月29日
フリーター全般労働組合/キャバクラユニオン

キャバクラユニオンで新橋でおきた事件
https://mainichi.jp/articles/20170726/ddm/041/040/202000c
への声明を作成しました。

緊急声明 「ただこの暴力を見つめてほしい」

新橋のキャバクラ店に勤務する女性が殺されました。
報道によると、今月4日、営業中の店内で「オーナー」である男性が、従業員である女性の「髪をつかんで引きずり、馬乗りになって顔を何度も執拗に殴る」などしたのです。
女性は急性硬膜下血腫などの大けがを負った末、搬送先の病院で今月10日に亡くなりました。

私たちは彼女の死に強い怒りと悲しみを感じます。そして彼女の恐怖と絶望に戦慄を禁じることができません。何より「彼女」は、「私たち」だからです。
この事件で実際に振るわれた暴力は、キャバクラ店での接客に従事している私たちに日常的にほのめかされ、見せつけられてきたものです。

この事件は決して個人間に生じた例外的事件ではありません。私たちフリーター全般労働組合/キャバクラユニオンは、当事者と共に闘う中で、経営者からの非道な支配と暴力を何度も目にしてきました。
暴力は日常的にほのめかされ、見せつけられ、行使されています。この事件は特異で例外的なものではなく、私たちが常に向き合わされている現実です。

そして、またしても始まった個人的関係と背景の詮索に、強く憤りを感じます。幾多の人々が機に乗じて「水商売だから悪い」「仕方がない」という結論にたどり着こうと情熱を注いでる。殺害の尻馬に乗って加害を上塗りする人たちには、どんな関係であろうと、どのような背景があろうと、殺害が正当化されていいわけがないと伝えたい。

ただこの暴力を見つめてほしい。女性だから殴られ、水商売に従事しているから殺される。同種の事件が繰り返されているのは、この社会が水商売で働く女性は殴ってもいいとみなしているからです。暴力を終わりにするには、この差別的な社会の視線を徹底して問題にする必要があります。私たちは、私たちに注がれる差別的な視線に抗議します。そしてこの事件と、事件を産み出し続ける社会を強く強く追及します。

http://gamp.ameblo.jp/cabaunion/entry-12296783608.html

「全国進路指導研究会」さんからの投稿

  • 2017年08月01日
  • 投稿者:反貧困ネットワーク
  • カテゴリー:お知らせ

全進研「夏のセミナー2017」のご案内です。

 日々様々な取り組みが行われておりますが、「夏休み」に入り、学校教育関係者の自主的な勉強会:民間教育研究団体の夏の集会が目白押しです。もちろん学校外の方のご参加も大歓迎です。ご一緒に学び合い、話し合い、考え合う機会になれば、うれしいことです。
 (私は)在職中は都内中学校の教員で、「全進研(全国進路指導研究会)」の責任者をしておりました。
 この夏は、6月「ネットワーク」の「子どもの貧困対策情報交換会」でご報告いただいた沖縄から、話題の書『裸足で逃げるー沖縄の夜の街の少女たち』を出版された上間陽子さんにお話し伺います。「貧困と暴力」…「理不尽はもう止めないといけない」

■「貧困と暴力」を超えて、子どもたちを大切にする学校•社会へ
■8月5日(土)10:00〜16:40(開場9:45)
■東洋大学白山キャンパス 2号館16階:スカイホール ※キャンパスで最も高い建物の最上階です。

◎講演「貧困の現場から希望を見出す」
  『裸足で逃げる』から学校へ 講師:上間陽子さん(琉球大学)
◎報告『裸足で逃げる』を学校につなぐために
  荒巻りかさん(スクールソーシャルワーカー)
  遠藤裕子さん(私立高校:学校心理士)
◎シンポジウム
◎交流/分散会    資料代 1500円、学生:500円

すでに、お話しいただく方々から、レジュメが届いています。聞き応え、考え応え、伝え応え、…タップリの時間になりそうです。ぜひ、お誘い合わせの上、ご参加下さい。

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